6年ぶりにメインPCを大きくアップグレードした(i7-4770K -> Ryzen 9 5900X)
はじめに
巷(Twitter)でRyzen 9 5900X / 5950Xの品切れ / 入荷時期不明が叫ばれていたころ、ふと眺めていた私のTLにTSUKUMOさんの入荷Tweetが流れてきたため、なんとなく購入手続きをしていたら買えてしまったのでアップグレードした。
アップグレード前のPC
大まかな構成は以下の通りである
- CPU: Intel i7-4770K
- Memory: DDR3 8GB * 2
- MotherBoard: ASUS Z97-PRO GAMER
- GraphicBoard: GTX 750 -> Palit RTX 2070 Super Jetstream
- PowerUnit: Corsair Full-plugin 650W
- SSD(sumsung 255GB) * 1 + HDD(3TB) * 2
一部のパーツは故障によって交換しているが、頭(RTX 2070 Super)でっかち感のある構成であった。 CPUが足を引っ張り多くのゲームはジャギーやプチフリが目立つ始末である。
アップグレード後のPC
大まかな構成は以下の通りである
- CPU: Ryzen 9 5900X
- CPU Cooler: CoolerMaster MasterLiquid ML360L V2 ARGB
- Memory: Corsair CMK32GX4M2D3200C16 (DDR4-3200 16GB*2) * 2
- MotherBoard: MSI MEG X570 UNIFY
- GraphicBoard: Palit RTX 2070 Super Jetstream
- PowerUnit: Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB 850W
- WD WDS100T2B0C-EC (m.2 SSD 1TB) + SSD(sumsung 255GB) * 1 + HDD(3TB) * 2
アップグレード前はCPUが足を引っ張る構成であったが、アップグレードはGPUが足を引っ張る構成となった。 また前の構成ではメモリ容量でプログラムのコンパイルが遅くなることが多かったためメモリも64GB(4倍増)に増量した。 今回購入したCPUやMotherBoardに感動したため一部魅力を紹介したい。
Ryzen 9 5900X
私の主な利用用途はプログラムのコンパイル程度なのでゲーム等の改善はあまりわからないが、少なくともジャギーやプチフリが改善されたため、CPUが頭打ちになっているという状況は改善されていると思う。 プログラムに関して、私はよくTypescript + WebpackやKotlin (Android)のトランスパイル / コンパイルをよく行う。
例えば私が作成しているGitHub - syuchan1005/BookReader: Original Manga Viewerではi7-4770Kを利用しているときのフルビルドで16分程度かかっていたが、Ryzen 9 5900Xで行うと5分程度で完了する。 また、i7-4770Kではフルビルドで32分程度かかるAndroidアプリがRyzen 9 5900Xでは28分で終了する。すごいとしか言えない。 もちろんメモリの設定など変更しているため一概にCPUパワーのみの改善とは言えないが大幅に改善しているのは間違いない。
MSI MEG X750 UNIFY
最初に届いたボードはメモリスロットに認識不良という初期不良に遭遇し、「4D」というエラーコードが表示される状態であったが、購入したパソコン工房さんで即日交換していただけたため事なきを得た (結構無茶なことを言って即日交換していただけたので感謝しかない)
このMSI MEG x570 UNIFYはいわゆるハイエンドのMotherBoardである。そのため様々な機能がついているがその中でも私が感動した一部の機能を紹介する。
M-FLASH(USBメモリ単体でのBIOSアップデート機能)
普通のMotherBoardでは対応したCPUを載せ、UEFIを起動し、アップグレードを実行する必要があると思う。もちろんその方法も可能だが、このMEG X570 UNIFYではCPU, メモリ無し、必要なのはMotherBoardと電源, USBメモリだけである。 このボードでRyzen 9 5900Xを動作させるにはBIOSアップデートが必要なためこの機能に救われた。 USBメモリにサイトからダウンロードしたBIOSファイルを入れ、Motherboardに刺してBIOSアップデートボタンを押して待つだけである。 この機能だけでもこのMotherboardをおすすめする十分な理由になると思う。
Wi-Fi, Bluetooth標準搭載
小題の通りであるが、これが非常に便利でかつWi-Fi 6にも対応しているという。 普段であればWi-Fi用のPCIeカードや、USB接続のBluetoothドングルなどを接続するかもしれないがこのMotherBoardではまったく必要ない。
Audio Boost HD搭載
アップグレード前に利用していたZ97-PRO GAMERでは入力 / 出力ともにホワイトノイズを感じたが、このMEG X570 UNIFYでは感じない。
おわりに
全体的な満足度は高いアップグレードとなったため非常に良かった。しかしノリで購入したせいで15万程度が吹っ飛んだのでお財布がさみしい、、、、(2月に引っ越しあるのに、、、 安定性などはまだわからないが少なくとも悪いことはないだろう。
まだ安定供給されていない点はあまり良いものとは言えないが、おすすめするには良い製品を選べたと思う。
次はGPUのアップグレードをしたいと思うがいつになることやら、、、、、