Ender-3をDual Z化してみた

作業後のEnder-3

モチベーション

私のEnder-3にはベルトによって同期を行うdual z化を以前行った。しかし、1度ベルトを破損してしまい、買いなおしたベルトは長すぎて不格好になっていた。

ベルトが長すぎるEnder-3の例

上部をすっきりさせるために、モーターを増やしてZ軸を増やすキットを購入したので紹介する。

買ったもの

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キットの内容

キットにはdual z化に必要なモーターやリードスクリューなどが含まれている。また、とても親切なマニュアルも同梱していた。

マニュアル

一度マニュアル通りに組み立てた際、リードスクリューから削れるような音がしたため、グリスを追加した。グリスは手元にあった以下のものを利用した。

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組み立て

マニュアル通りに作業するだけなのでとても簡単です。

  1. プーリーを外す

    プーリーを外した

  2. 付属のプレートに外したプーリーを装着する。特に内側の偏心ピン(六角スペーサーの向きに注意!)

  3. 本体に装着する

  4. z軸のモーターとカプラーを装着する

  5. リードスクリューにグリスを塗り、装着する。今回のグリスは綿棒を用いて塗布した。

  6. ガントリーを装着する。またこの時、左右が水平であることを確認するとよい。 現在はスマホに水平器つきアプリなどが含まれているので利用するとよい。(精度はあまりよくないだろうが、そもそもの本体の精度が高くないので、問題ないと判断した。)

  7. モーターにケーブルを接続する。また、キットには二股のモーターケーブルが付属していたので利用した。執筆現在は問題ないが、問題が発生したら直接ボードにつなぐようにしたほうがいいと考えている。

キットには電源を固定するアダプタも含まれていたが今回は装着しなかった。

プリンターを起動し、Homeに移動したときの動画が以下のTweetである。

ここまで30分程度で完了した。

おわりに

今回は比較用の船やXYZキューブの印刷をしなかったのでまとめは割愛。 感覚として若干の印刷品質の改善を感じた。が、コストに見合っているかは不明。 もし同じようにZ軸の改善をするならリニアレールを追加するほうが効果は実感できるだろう。ただし、コストは上がるので一長一短かもしれない。